3ヶ月に及ぶお酒の研修

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長い間ブログを更新していませんでした。ごめんなさい🙇

10月の頭から12月いっぱいまで日本に帰っていました。愛知県にある関谷酒造でお酒の勉強を住み込みでさせてもらいました。

吟醸工房

何もわからない日本のお酒の世界に飛び込んだらそこは想像してたよりもかなり機械化が進み、繊細なスケジュールが組まれており、パソコンの数字とグラフで判断が出来る環境になっていました。

私が勉強させてもらったのは吟醸工房という関谷酒造が運営している3つの酒蔵のうちの一つで、そこは主にオーダーメイドのお酒を専門に作る酒蔵でした。

60kgの小さな仕込みから850kgの中規模の仕込みまで幅広く作っていて一つ一つお客様の好み、米の種類、酵母の種類、好みの酒質から選ばれる麹の種類、仕上がってからのボトル詰めからラベル張りまで全てをそこで完結して発送までしています。その仕込み本数は年間で300本近くまで仕込みます。彼らは夏はお酒を仕込まないので秋口から春先の梅雨明けまで仕込みます、毎日1-2本仕込んでいくのでコメの種類が違うという事はそれぞれ別の洗米、蒸し、があり、そして酵母も自分たちで培養しているのでそれのスケジュールも添えに合わせて酒母が作られるのでそれに合わせたスケジュールになります。一本のお酒が仕上がるまでに2カ月前からのスケジュールが事細かに組み込まれ、そこから発注まで行きます。

テイスティング

もちろん発酵室は20本近くのタンクでパンパンになりながらも毎日杜氏の方が一つ一つの温度と状態を見てそこからサンプルを取り分析にかけて、数値を出し、それをパソコンの打ち込みます。そしてそこから一つ一つ手を入れてあげるという事を毎日します。

想像しただけでも大変さが伝わるでしょうか?

酵母は生き物なので思い通りには行きません、それを思い通りにコントロールするのが酒造責任者の杜氏の腕の見せ所です。

ざっくりと説明しましたが、ここで一通りの酵母の培養から麹の作り、洗米、蒸し、仕込み、発酵、絞り、濾過、火入れからボトル詰め、発送までを勉強してきました。

酵母 培養

そしてアメリカの北カリフォルニアでこの日本のお酒を作るために今動き始めています。

これからのブログはこのプロジェクトでの経過や進み具合を一緒にシェアしながら皆さんと見ていきたいなと思います。

どうなるのか全くわからないですが一緒に楽しみましょう!

それでは!

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