27年間の活動に終止符を打つ事を決断したsum41.
気づけば1996年から27年間も立っていた,そして彼らは41歳になる。
彼らは活動してすぐに一気に上っていった、それは時代がこの作られた既得権益に嫌気が差し、「俺らは俺らで作り上げる」が若者の間でジワジワと広がっていった時代だった。
私たちの日本でも「メジャーになるのにテレビやレコード会社の出汁にされるのは嫌だ」とアンダーグラウンドでの活動に目が向けられるようになっていった。
時代の逆行に「ヘビメタとパンクのミックスアップ」のサウンドと、このくそ時代に向けた反骨精神が一気に若者の間で広がり、彼らは瞬く間に有名になっていった。
私は彼らをずっと見ていて新しいアルバムが出るたびにワクワクして聞いていた。
彼らのバンドが生まれてから衰退して、今に至るまでをずっと見てきたと思う。
メジャーになってから、レコード会社からの要望キャッチーな曲を作ってもらう事、でも彼らの生命線はヘビメタの重い音とポップなパンクのミクスチャーだと思ってる。
そのヘビメタの部分が要らないと言われたら、彼らはどうしようもない。
メンバーの中で意見が割れる。
「俺はこの音を作っていきたい」
「でもアルバム売れないと。。。」
メンバーの中で方向性が分かれた瞬間だ。
ギターのベイブが脱退した。
彼はこのバンドの心臓だった、「音」「作曲」彼が大部分を占めていた。
そしてバンドは芯のない抜けたバンドになり落ちていった。
ボーカルはアルコール中毒で死にかけた、病院で一命を取り留めたがその姿にはもう輝きは消えていた。
もう一度やり直すと決めて活動再開したが「声が」もう無い、弱い、
そして昔からの仲間、ドラムも抜けた、
新しいメンバーを入れてなんとか活動は続けた。
次第に段々と声も音楽性も良くなって行き、おお!いい感じになってきたっと思ったら、ベイブがバンドに復帰することが決まった。
最高に興奮した。
また彼らが帰ってくる!
だけど過ぎた時間は大きすぎた、彼らは歳を取ってしまったんだ。
もう輝きは無い、光は見えない。
そして今回の解散が発表された。
最後に彼らの集大成のツアーとアルバムがある。
絶対に見に行こうと思う。
そして「ありがとう、今の俺のカウンターカルチャーマインドはお前らの生き写しだ。」と言いたい。
ありがとう。

